CO2削減に貢献する次世代製品として、HEV/PHEV車用のエンジン動力を断接する湿式クラッチの効率化を狙い、「ボールカム機構」と「コーンクラッチ」を使った「D-CCM」を自主開発した。
パイロットクラッチは油圧によるボールカム機構とし低圧化を実現。ユニット全体のポンプロス低減だけでなく電動オイルポンプへの対応も想定。
メインクラッチにはコーンクラッチを採用する事でクラッチの引き摺りトルク低減による燃費向上やシステムの小型軽量化を狙っている。
電動オイルポンプ対応
クラッチシステム
ボールカムで増幅した荷重をコーンクラッチでさらに増幅
荷重増幅分で 油圧を大幅に低減!
湿式クラッチは様々な自動変速機やトランスファの中で駆動力を伝える『摩擦機能部品』です。
クラッチディスクの表面には紙をベースにした摩擦材が貼られていますが、ダイナックスはこの摩擦材を自社開発しています。
クラッチディスクと組み合わせて使うことによりクラッチの機能を果たします。
ダイナックス摩擦材の特性に合わせて様々な仕様のプレートを製造しています。
近年増加中のハイブリッド車(HEV)用の製品にも対応しております。
例えばモーター走行からモーター+エンジン走行へ切替えるためにクラッチが使われています。