基本的な考え方

品質方針

[基本方針]

私達は、提供する商品・サービスが世界中のお客様に喜ばれる最高の品質水準になることを実現します。それが私達の社会的責務です。

[活動方針]

お客様満足度(CS)向上のため、品質マネジメントシステムを継続的に改善し、ゼロディフェクトを達成し「不良ゼロが当たり前の会社」にします。

  • お客様・後工程の声を大切にし、上流部門から最高品質の実現に取組み、常に心ある対応をします。
  • 現地現物を基本とし、ルールを遵守し、スピードを以って常に行動します。
  • 常にトレーサビリティ能力向上に磨きをかけます。
  • ゼロディフェクト達成のため、
    1) ステージ間移行管理※
    2) 変更点管理と異常処置の徹底
    3) QCC活動による終わりなき改善
    を行います。

※ 製造部門が良い製品をつくり易いように、開発部門がつくり易い製品図面を設計、生産技術部門がつくり易い工程を設計するための活動です。

製品品質・製品安全への責任

当社グループは、自動車部品をはじめとする製品を社会に提供する企業として、開発・設計から生産、市場対応に至るまで、製品品質および製品安全の確保に責任をもって取り組みます。製品の開発初期から品質リスクを把握し、製品設計・工程設計・評価の各段階で必要な確認を行うことで、安全性、信頼性、耐久性を確保するとともに、品質問題の未然防止と継続的な改善に努めています。

7 Valuesにおける品質の位置づけ

当社グループは、企業理念「喜びの創造」と長期ビジョンの実現に向け、事業活動で大切にする価値観「7 Values」の一つに「最高品質」を掲げています。全社共通の価値観として共有し、品質に関する方針と活動を支える企業文化の醸成に取り組んでいます。

推進体制

品質マネジメントシステム

当社グループでは、品質保証活動の基盤として品質マネジメントシステムを構築し、国内外の事業所およびグループ会社において運用しています。品質方針および品質目標を定め、内部監査やマネジメントレビューを通じて品質マネジメントシステムの有効性を確認し、継続的な改善活動につなげています。

品質に関する認証取得

当社グループでは、品質マネジメントシステムの強化に向け、国内外の生産拠点においてISO9001およびIATF16949の認証取得を推進しています。2026年8月末時点で、当社グループの31生産拠点のうち30拠点(96.8%)がISO9001またはIATF16949認証を取得しています。今後もグループ全体で品質マネジメントシステムの継続的な改善に取り組んでまいります。

グループ全体での品質管理体制

当社グループでは、各生産拠点における品質管理活動に加え、品質方針や重点課題をグループ全体で共有し、品質保証活動のレベル向上に取り組んでいます。品質課題や改善事例を共有し、各拠点で得られた知見をグループ全体へ水平展開することで、品質向上を推進しています。

取り組み

品質保証体系

当社グループでは、開発から量産、市場対応に至るまでの各段階で品質保証活動を実施しています。品質保証体系図に基づき、開発、設計、生産技術、製造、品質保証等の関係部門が連携しながら、各工程で必要な品質保証活動を実施しています。また、市場品質情報を各工程へフィードバックし、未然防止・再発防止および継続的改善につなげています。

品質保証体系

基幹事業におけるステージ間移行管理

基幹事業では、開発から初期流動管理解除までを4つのステージに分け、各ステージの節目で品質・安全性を確認し、次工程への移行可否を判断しています。各ステージでは、市場・顧客要求の把握、設計レビュー、設計FMEA、工程FMEA、信頼性評価、量産トライアル、出荷品質確認等を実施し、量産開始前に品質リスクを抽出・評価することで、不具合の未然防止に取り組んでいます。

基幹事業におけるステージ間移行管理

新事業におけるステージゲート法

新事業では、事業化までの各段階において、提供価値、事業化計画、リスク等の観点からゲートレビューを実施し、次段階への移行可否を判断しています。ビジネスアイデア創出からビジネスプランの策定、商品開発、検証・市場投入の準備、市場投入までの各段階でレビューを実施し、新事業においても品質・安全性を確保しながら事業化を進めています。

新事業におけるステージゲート法

信頼性・耐久評価と試験設備

当社グループでは、製品の品質、安全性、耐久性を確認するため、各種試験設備を備えた専用棟において、開発段階から量産準備段階まで評価試験を実施しています。耐久評価、信頼性評価、性能評価等を通じて、製品が要求仕様を満たしていることを確認しています。試験結果や評価データは、設計改善、工程改善および品質保証活動に反映し、不具合の未然防止および再発防止につなげています。

実験棟の外観実験設備

市場品質情報のフィードバックと継続的改善

当社グループでは、市場から得られた品質情報を収集・分析し、改善活動や再発防止活動につなげています。発生した不具合については原因を分析し、必要な対策を実施するとともに、関連部門や各拠点へ水平展開し、同様の不具合の再発防止に取り組んでいます。品質保証体系図に示すとおり、市場品質情報を開発・設計・生産準備・量産の各段階へフィードバックし、継続的な品質向上と未然防止活動を推進しています。

全社ゼロディフェクト活動

当社グループでは、ゼロディフェクト(不良ゼロ)活動を推進しています。この活動は製造部門だけでなく、設計部門、生産技術部門、品質管理部門、検査部門等の関連部門も参画しており、全社一丸となってゼロディフェクトの実現に取り組んでいます。活動の進捗については定期的に経営層へ報告し、活動状況の共有と継続的な改善につなげています。

全社ゼロディフェクト活動

全社的な品質教育・啓発(品質月間)

当社では、製品品質および製品安全の確保に向け、継続的な品質教育を実施しています。毎年11月の「品質月間」には、開発・製造・営業・生産技術・品質管理・品質保証・検査部門等、品質に関わる全部門の全従業員 約2,400名を対象に不具合事例や過去トラブル対策の水平展開・対策の維持状況点検、異常処置・変更点管理ルールの徹底、品質保証の基本的な考え方の再確認等、品質意識向上および品質問題の未然防止に向けた教育・啓発活動を実施しています。

専門的な品質管理教育

全社的な品質教育・啓発に加え、製造部門、生産技術部門および品質保証部門に対しては、年間教育計画に基づき、品質講座、QC七つ道具、管理図教育等の専門的な品質管理教育を実施しています。品質講座では、品質保証の基本的な考え方に加え、IATF16949に基づく品質マネジメントシステム、FMEAや変更点管理による未然防止、なぜなぜ分析による再発防止等を学び、品質リスクを予防・低減するための能力の向上を通じて、不具合の未然防止と再発防止に取り組んでいます。

また当社では、教育専門部門としてグローバルエクセディテクニカルスクール(GETS)を設置し、品質に関する講座を整備することで、全従業員を対象に教育を実施できる仕組み・体制を構築しています。また、これらの講座では、豊富な経験と専門知識を有するベテラン・シニア層が講師を務め、実践的な知識や技能の継承を図っています。

Global EXEDY Technical School教育風景

品質コンプライアンス教育

当社グループでは、品質に関わる法令・規格、顧客要求事項および社内ルールの遵守意識を高めるため、品質コンプライアンス教育を実施しています。教育を通じて、検査・試験結果や品質記録を適正に管理することの重要性を共有し、従業員一人ひとりが品質に対する責任を自覚し、正しい判断と行動を実践できるよう、意識の向上と定着に取り組んでいます。